京都府は12月21日、市町村に、国民健康保険(国保)の「短期保険者証の交付に際しての留意点について」、健康福祉部医療保険課長名で通知しました。
保険料を滞納すると、10割負担の「資格証」の発行や、短期被保険者証(短期証)が発行されています。短期証の交付・更新は、納付指導と併せて役所窓口で行なわれることが多く、保険料の納付が強く求められるため、「取りにいけない」方が多く、保険証未交付の「無保険」世帯が増えています。
国会での共産党の追及などにより厚生労働省は、先に「速やかに手元に届けるよう努めること」等を都道府県に「通知」しましたが、府の通知は、市町村に同趣旨を徹底するために厚労省文書に添えられたものです。
府の通知は、▼国保法改正で資格証世帯の中学生以下の子どもに発行される短期証や中学生以下の子どもがいる短期証世帯の短期証は、速やかに手元に届けるよう努める。▼短期証を郵送している例を紹介し、短期証の未交付解消のための柔軟な対応の実施。▼高校生以下の短期証の未交付数と原因の把握、未交付解消のための配慮。等の内容となっています。
党府議団は、上原ゆみ子府議が、11月の知事総括質疑で国保法の精神にも反する状態を早急に改善するよう強く求める等、くり返し「無保険」問題の解決を求めてきました。今回の府の通知は、これら受けたものと言え、資格証や短期証の留め置きを行なっている市町村の国保運営の改善を求める力となるものです。
日本共産党府会議員団は、12月21日(月)午後6時半から社会福祉会館(二条城北側)第1会議室で、「府議会報告・要求懇談会」を開催します。自治体要求連絡会が共催します。
府民の置かれている深刻な実態や声を取り上げた11月府議会(12月16日閉会)の報告をさせていただくとともに、各界のみなさんのご意見、ご要望をお聞きし、今後の取り組みに生かしていくための懇談会です。
みなさんの要求を持ち寄り、お気軽にご参加下さい。
開会中の11月定例府議会では、12月10日(木)、11日(金)の両日、午後1時半から七つの常任委員会が開催され、付託議案や請願の審査、理事者からの報告事項や所管事項の審議などが行なわれます。請願審査は11日です。
常任委員会も直接傍聴ができます。傍聴定数は各常任委員会5名と少ないので、定数を超える場合は開会15分前に抽選となります。受付は議会棟1階です。
11月定例府議会では、12月3・4日の代表質問に続き、7日、8日、9日と一般質問が行なわれます。日本共産党府議団からは、7日に みつなが敦彦議員、8日に山内よし子議員、9日に松尾孝議員が一般質問に立ちます。それぞれのおよその時間と、おもな質問テーマは次のとおりです(時間は若干前後することがあります)。
●みつなが敦彦議員(京都市左京区選出)7日5番目、午後3時40分頃から
・事業仕分けについて
・介護保険について
●山内よし子議員(京都市南区選出)8日1番目、午後1時10分頃から
・義務教育の真の無償化について
・高校教育にかかわる保護者負担の軽減について
・特別支援学校について
●松尾孝議員(京都市伏見区選出)9日3番目、午後2時15分頃から
・国の農政について
・京都府の農政について
一般質問はテレビ中継はありませんが、京都府議会ホームページでインターネット中継します。また、議場で傍聴されるときは、傍聴券をお渡ししますので、京都府庁議会棟の日本共産党議員団控室へお越しください。
11月府議会が30日に開会され、代表質問が12月3、4日に行なわれます。日本共産党府議団から原田完議員(京都市中京区)が代表質問に立ちます。本会議は午後1時開会で、KBS京都テレビの中継もあります。
原田議員の質問は、12月3日の2番目(午後1時40分頃から)です。ぜひご覧ください。
また、12月7日(月)・8日(火)・3日(水)には松尾孝議員(京都市伏見区)、みつなが敦彦議員(京都市左京区)、山内よし子議員(京都市南区)が一般質問に立ちます。それぞれの日時は決まり次第お知らせします。一般質問はテレビ中継はありませんが、京都府議会ホームページでのインターネット中継があります。
代表質問、一般質問を議場で傍聴されるときは、京都府庁議会棟の日本共産党議員団控室へお越しください。
11月29日(日)午前10時から11時、KBS京都テレビで府議会広報番組「政治を語る」が放映されます。今回は、警察常任委員会で「身近な道路での交通事故防止」がテーマです。
日本共産党府会議員団から、新井進議員が出演します。ぜひご覧ください。
なお、再放送は11月30日(月)の午前9時半から10時半です。
高校新卒者の就職内定率が低迷する中、京都府は19日、府内の高校を来年3月に卒業した後も就職先が見つからない人を対象に、給料を支給しながら職業訓練を始めると発表しました。府議会の11月定例会に提案される府の補正予算案に事業費が盛り込まれる見込みです。
この問題では、日本共産党の新井進府議が、11月5日の決算特別委員会・教育委員会書面審査で、「子どもたちが社会に出る一歩で失業者になり、つまずくことがないように努力してほしい。教育委員会と商工労働部がタイアップして、緊急事態に対応した新しい仕組み作りも検討すべきだ」と指摘し、職業訓練校に入学できる特別枠の実施など、就職が決まらなかった高校新卒者への支援策を求めていました。
事業では、緊急雇用対策基金を活用し、新たに開設する高校生緊急就職支援センターで新卒者約100名を雇用し、月額約8万円の給料を受け取り、委託した民間の専門学校等で、介護ヘルパーや農林業などの職業訓練を受けます。雇用期間は来年3月から4ヵ月程度。
来春卒業予定の府内の高校生のうち、就職希望者は9月末時点で約1900人おり、内定率は41.7%と前年同時期比、12.2ポイント減となっています。高校生の就職難は深刻で、未定者への支援とともに、未定者を生み出さない取り組みも重要となっています。
11月24日(火)、決算特別委員会の知事総括質疑が行なわれます。午後1時から5時の予定です。日本共産党議員団から、上原ゆみ子議員(伏見区)と新井進議員(北区)が質問に立ち、府政の問題点を知事に直接ただします。KBS京都テレビの中継もありますので、ぜひご覧ください。
11月14日夕方、京都市上京区の堀川丸太町で「門ゆうすけ・民主府政の会事務所」の事務所開きが開催され、600人が参加しました。
来春の知事選挙に出馬を表明している医師の門ゆうすけ氏は、この間の府内各地への訪問で、大企業呼び込み型の開発が破綻している現場の姿を見てきたことを紹介し、中小企業を中心に据えた経済政策への転換、医療再生など切実な声にこたえる決意を表明しました。
京都府は11月9日、休止されていた府立与謝の海病院・脳神経外科の手術・入院を27日から再開すると発表しました。
同科は今年3月、医師の退職を受けて休止になり、緊急時には舞鶴市や兵庫県豊岡市など遠方の病院への搬送で死亡したり重症化するケースが相次ぎ、住民の不安が広がっていました。4月から丹後、宮津・与謝の社会保障推進協議会が再開を求める署名運動を開始、府庁に代表団を派遣するなど運動。日本共産党府議団も議会で、緊急対策本部の設置など医師確保を繰り返し求めてきました。こうした中で、7月から同科の外来診療が再開されましたが、手術・入院は未再開のままであり、再開が求められていました。
今回の発表では、これまでの府立医大及び舞鶴医療センターからの医師応援に加え、新たに京都第一赤十字病院の協力を得て、同病院所属の脳外科医4名が京都府職員に併任の上、交替で与謝の海病院に勤務することとなり、救急を含めて手術・入院に対応できることとなります。あわせて外来診療日も、これまでの週2日から4日に増加します。
1万3千人に及ぶ署名が府に提出されるなど、住民のみなさんの力が府政を動かしたものです。