12月26日、12月定例議会閉会本会議が行われました。
まず、意見書案10件と決議案3件に対する討論を山内議員がおこないました。わが党は消費税増税の中止を求める意見書(案)、
社会保障制度改革推進法の廃止を求める意見書(案)、
TPP交渉に参加しないことを求める意見書(案)、
大飯原発の稼働中止と即時原発ゼロを求める意見書(案)
中小企業金融円滑化法の延長を求める意見書(案)、
30人以下学級の早期実現と教育費負担の軽減等を求める意見書(案)
妊婦健診とワクチン接種の公費助成の確保に関する意見書(案)及び、
すべての中学校で給食を早期に実施することを求める決議(案)、
「京都市・乙訓地域公立高校の新しい教育制度(案)」の白紙撤回を求める決議(案)を提案し、賛同を求めましたが自民・民主・公明3会派により否決されました。
議案討論では、9月定例議会提案の
「2011年度一般会計及び特別会計歳入歳出を認定する件」「水道会計決算認定」
本定例議会提案の
「京都府病院事業の設置に関する条例一部改正の件」及び関連する他3議案、「特定調停申立事件に係る調停合意の件」
「京都府公立大学法人が徴収する料金の上限の変更の認可の件」
「京都府公立大学法人中期目標変更の件」
「京都府公立大学法人定款変更の件」
「職員の退職手当に関する条例等の一部改正の件」計11件に反対し、他の案件に賛成する討論を行いました。
意見書・決議案に対する討論はこちらから
議案に対する討論はこちらから
12月定例議会で12月7日に原田完議員(上京区)が、17日に加味根史朗議員(右京区)が、18日に成宮真理子議員(西京区)が質問を行いました。
原田議員は京都経済の実態と政策、文化財保護と修復技術の継承問題について、加味根議員は、再生可能エネルギー、京都農業協同組合の不当労働行為について、成宮議員は、いじめ問題、文化芸術を子どもたちが体験できる事業を、をテーマに質問しました。
原田議員の質問と答弁はこちらから
加味根議員の質問と答弁はこちらから
成宮議員の質問と答弁はこちらから
日本共産党京都府議団は18日早朝、労働組合や住民団体などでつくる京都自治体要求連絡会とともに府庁東門で宣伝をしました。17日再開された12月府議会に向けて行われたもので、暮らしや経済の立て直しはじめ、与謝の海病院の独立行政法人化・府立病院の附属化計画の撤回、高校入試制度改革の見直しなど、府民の切実な要求実現に全力をあげることを訴えました。要求の宣伝をしました。
日本共産党京都府議団の前窪団長は、総選挙での同党への支援に感謝するとともに、消費税増税や原発問題、TPP、憲法9条など選挙戦で国民から提起されたこれらの問題がますます重要になっていくとのべ、日本共産党は国民とともに共同してこれら問題解決に全力をあげると強調。開会中の府議会で府民の暮らしの願い実現に全力をあげると決意を述べました。
宣伝には総評や府職労、京教組などの労働組合が参加しました。
12月5日、日本共産党を代表して西脇郁子議員(京都市下京区)が知事や関係理事者に対して質問を行いました。
西脇議員は、戦後60年続いた自民党型政治から転換し、国民が主人公の政治に切り替えることで本物の改革をすることができる、その立場にたって質問を行うと切り出しました。
まず、府民生活や経済の問題でTPPや消費税増税など財界中心の政治がすすめられようとする中、年末を迎え雇用や中小企業など益々支援が必要となってくるとし、京都経済の再生のために京都府としての責任で対策を講じることが求められているとし、多項目にわたって質問を行いました。
次に、国の「社会保障制度改革推進法」の発動は撤回せよ、「介護保険制度」についての問題点を指摘し、府として国に改善を求めるよう迫りました。
続いて、京都府立与謝の海病院の府公立大学法人への移譲問題、京都市・乙訓地域公立高校の新たな入試制度案について、大飯原発稼働中止とすべての原発は即時廃炉にし、再生可能エネルギーへの飛躍的な普及に府として真剣に取り組むよう追及しました。
与謝の海病院問題では、京丹後市在住の方から「テレビを偶然見た。わが家の母親が倒れたときのことを思いだすと、質問されている通りだ。」と早速、党府会議員団に電話がありました。
質問と答弁の大要はこちらからご覧ください。
6日、「子どもと教育・文化を守る府民会議」のみなさんから「教育格差をなくし、子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願」が3万4千筆を超える署名をつけて提出されました」。
請願の項目は①教育費の無償化、保護者負担の軽減②すべての学校での学級担任や教科指導にかかわる教職員の増加③障害のある子どもの教育的ニーズに応えるために、教職員増。教育環境・条件の軽減④学校耐震化完了に予算化を⑤「武道」必修にともなう安全対策を⑥給食の食材の安全など子どもを放射能から守る府の施策を など6項目です。
署名の提出行動には、保護者、教員など約30名が参加され、党府会議員団に要望が手渡されました。府議団は11名全員が参加し、前窪義由紀団長が請願採択に向けて奮闘する決意と連帯のあいさつを行ないました。
12月議会の代表質問は、5日午後1時から西脇郁子議員(下京区)が質問にたちます。(1番目)KBS京都で放映されます。
★一般質問の日程が決まりました。
7日 原田 完 議員(中京区)3番目
17日 加味根史朗議員(右京区)4番目
18日 成宮真理子議員(西京区)2番目
一般質問の開始時間は午後1時15分からです。1人の質問時間は概ね20分ですが答弁時間はこれに含まれません。一般質問のKBS放映はありませんので、京都府議会ホームページによるライブ中継をご覧ください。(後日、録画中継でもご覧になれます。)
(府議会は総選挙との関係で8日から16日まで休会となります)