9月16日米軍経ケ岬通信所で実施中の日米豪実働訓練「オリエント・シールド25」で米兵が小銃を携帯して公道である国道178号を歩いたことが明らかになったことを受けて、議員団として京都府に申入れを行いました。
対応した、総務部副部長は「17日に京都府として抗議し、事実関係の報告を求めた」、「報告に基づき法令違反などが判明すれば、京都府としての対応を検討したい」と述べました。「防衛省などからの報告は京都府民にも広く説明を」と求めましたが、「府民に対する説明は国においてなされるべき」と、京都府として府民に説明する考えがないとの認識を示しました。
申し入れ文は以下の通りです。
2025年9月22日
京都府知事 西脇 隆俊 様
日本共産党京都府会議員団 団長 島田 敬子
日本共産党京丹後市会議員団 団長 田中 邦夫
米軍経ケ岬通信所での度重なる憲法違反の重大事態に抗議し、合同訓練の中止と米軍基地撤去を求める申入れ
9月16日米軍経ケ岬通信所で実施中の日米豪実動訓練「オリエント・シールド25」で米兵が小銃を携帯して公道である国道178号を歩いたことが明らかになった。憲法、銃刀法に違反する問題であり極めて重大である。
7月9日、10日には日米の現場部隊がシビリアンコントロールを蹂躙し防衛局に報告もせず、地元への事前連絡もなく合同訓練を行ったことに続いての度重なる重大事態である。今回の事態をうけ、住民の生命と暮らしを守る地方自治体の長の立場から、米軍との合同訓練と通信所のあり方にも係わる問題として、国に対し毅然とした対応をされるよう下記のとおり申し入れる。
記
1 今回の公道での米軍兵士の小銃携帯は、住民の安心・安全を脅かすことはもちろん、法令に違反する行為で一層住民に不安を広げるものであり、厳しく抗議するとともに、府民に広く事実経過を明らかにすること。
2 度重なる重大事態を踏まえ、実施中の日米豪実動訓練「オリエント・シールド25」の中止及び、米軍レーダー基地である経ヶ岬通信所の撤去を求めること。